離脱が買いとした判断が投資に成功した理由と教訓
東京市場は暴落しましたが、
一時的な下落と判断して買い込みました。
理由としては当時のイギリスは(2022年6月時点でもそうですが)
・通貨がポンドであること
・人や物の移動を制限しないシェンゲン協定に加盟していないこと。
言うなれば将来の政治経済統合はともかく
基本的には現状と変わらないと判断したためです。
2016年6月23日国民投票にてイギリス国民は
EUを離脱することを選択しました。
その直前の世論調査では離脱と残留派が拮抗しており
株式投資の観点から、市場はどう転ぶか不明の状態でした。
もちろん自分としては心の中では
残留を選ぶだろうと言う思いもありましたが、
投資としては保留と言う形でキャッシュを増やした状態でした。
メディアを通して入ってくる情報は
残留派の多い知識層の情報が主です。
=残留派が多いという情報圧バイアスがかかりやすい。
、、、にも関わらず調査会社によっては
離脱派有利などの情報に
違和感を感じ始めました。
年に数回トレードマンが1年分の買い入れトレード開始
結果として国民投票にて選んだのはEU離脱。
当然ロンドン市場関係者も
離脱の投票結果を肌感覚で感じて(もしくはリスクヘッジを意識して)
備えていることでしょう。
日本時間の朝8時くらいにその情報が入ってきたのを
覚えています。現地時間で夜の0時くらいですね。
東京市場は暴落するも
ロンドン市場は折り込み済の微減と予想。
すかさず国内株式をストップ安付近にて
指値の買い込み開始。
ロンドン市場が開く前までが勝負所と
買い込んだのを今でも鮮明に覚えています。
解説なんて待っていられない
もちろん誰もこの事態に
ユーチューバーもブログも、下手をするとニュースすらも
解説してくれません。せいぜい事実と影響を(しかもバットニュースとして)
流し続けるだけです。当日は仕事中でしたので
アナリストの解説を悠長に見ている暇もありません。
成功した要因、下準備
・キャッシュが豊富だったこと。
・色々な事象に対してどれくらい
下落するかを想定していたこと。(チャート含む)
・正確とまでも言わないけれど
離脱派、残留派のそれぞれ勝利した場合の
想定行動をシュミレートしていたこと。
まさかの事態に備えてキャッシュを常に一定備えておくべき
(個人的にはキャッシュ率70%が平常運転です。25%を下回ったのは
東日本震災において原発が水素爆発、自衛隊が放水出動した日から1週間程)
この時も総トータルギリギリ評価益で終値を迎えております)
逆に言うと証券会社に入れている金額が
100万円だとすると投資に回しているのは30万円
※キャッシュ比率は投資スタイルによって様々です。
自分は安全安心して投資リターンを捉えたいのでこの比率です。
上記の表現だと100万円のうち70万円は通常
遊んでいる状態になるのでかなりチャンスロスとも言えます。
その辺りは異論続出かと思いますが、これは私の投資スタイルです
判断は自分ですること
こういった事象に対して
証券アナリストやインフルエンサーの話を
悠長に聞いても既にチャンスは遠のいています。
日常用語における「リターンが減ってリスクが増える」事態になるだけです。
事前に株価の適正価格の判定や、
情報に対する株価の上下幅を常に見ておくこと。
株価をザラ場中にずっと見ると言う意味合いではなく
ある情報においてどれくらい
影響するのかを見ておく必要があります。
海外の情報にあまり影響がないのか、
為替相場に敏感に反応する銘柄なのか。
一喜一憂することなく、のんびりと情報を集めておきましょう。
株価の上下動向を確かめている感じの
一歩引いた姿勢とスタイルでいる方が
ストレスを感じることもなく、客観的に観察できて
良い結果に繋がります。
こういった投資手法をやり続けても
十分なリターンが望めますので
なかなかプラスリターンが得られない人は
一度トライしてみてはいかがでしょうか?
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